精油選びで迷う初心者が多い理由
香水作りやアロマに興味を持って、お店に行ってみたら…
棚いっぱいに並んだ精油の瓶。
種類が多すぎて
「どれを選べばいいのかわからない!」と
立ち尽くした経験はありませんか?
さらに、
- 店員さんに勧められるまま嗅ぎ比べていたら鼻が麻痺
- ネットで調べても情報が多すぎて混乱
- 「全部良さそう」で結局決められない
そんな理由から、
精油選びの段階で足踏みしてしまう初心者は多いのです。
せっかく香水作りを始めたいのに、
最初の一歩で迷子になってしまうのは
もったいないですよね。
初心者におすすめの精油を選ぶ3つの基準
香り歴30年以上の私が、
初心者向けの精油を選ぶときに
重視しているのは次の3つです。
① 香りの構成が揃っていること
香水は「トップ・ミドル・ベースノート」という香りの段階があります。
最初からこの3つをバランスよく揃えておくと、
自然に調和のとれたブレンドが可能になります。
② ブレンドしやすく失敗しにくいこと
最初はは香りの組み合わせ方に自信がないことも多いです。
どの組み合わせでもまとまりやすい精油を選べば、
「失敗した…」と感じることが減ります。
③ 入手しやすく価格が手頃なこと
珍しい精油は魅力的ですが、
まずはお店やネットで簡単に手に入り、
価格も比較的手頃なものがおすすめです。
香水作り初心者におすすめの精油5選
ここからは、これらの基準をすべて満たした
「まずはこれ!」という5本をご紹介します。
すべて生活の木など大手ショップで手に入る、
香りの構成もバランス抜群な精油たちです。
ベルガモット(トップノート)
爽やかな柑橘にほのかなビター感が加わった上品な香り。
アールグレイティーの香りづけにも使われています。
香りキーワード:朝の光/静かな自信/リセット感
参考価格:990円〜
スイートオレンジ(トップノート)
みずみずしい甘さと明るい印象で、万人に好かれる香り。
落ち込んだ気分もふわっと軽くしてくれます。
香りキーワード:太陽/笑顔/幸福感
参考価格:880円〜
真正ラベンダー(ミドルノート)
やわらかなフローラル感とほのかなハーブ感。
心を落ち着けたいときにぴったり。
香りキーワード:深呼吸/安らぎ/自然体
参考価格:990円〜
ゼラニウム(ミドルノート)
ローズのような甘さとハーバルな爽やかさを併せ持ち、
気分をそっと整えてくれます。
香りキーワード:花束/女性らしさ/癒し
参考価格:1,100円〜
フランキンセンス(ベースノート)
柑橘を思わせる甘さにスモーキーな深みが加わり、
心を落ち着ける瞑想の香りとしても有名です。
香りキーワード:静寂/森の空気/神聖さ
参考価格:1,320円〜
5本の精油で作れる簡単ブレンドレシピ
初心者でも挑戦しやすい3つのブレンド例をご紹介します。
比率は基本的に1:1:1でOKですが、お好みで調整してみてください。
朝のスイッチONブレンド
ベルガモット+ゼラニウム+フランキンセンス
→ 明るさと落ち着きが同居する、前向きな朝にぴったりの香り。
幸せ気分の午後ブレンド
スイートオレンジ+ラベンダー+ゼラニウム
→ 甘くやさしい香りで、ほっと一息つきたい午後に。
おやすみ前の静寂ブレンド
スイートオレンジ+ラベンダー+フランキンセンス
→ 緊張をほどき、安らかな眠りへと導いてくれる香り。
精油の使い方と楽しみ方のヒント
- ディフューザーがなくてもOK
ティッシュやアロマストーンに垂らすだけで楽しめます。 - 香りの変化を観察する
ブレンド直後と時間が経ってからの
香りの違いも面白い発見になります。 - 気分やシーンで使い分ける
朝は爽やか系、夜は落ち着く香りなど、
時間帯によって香りを変えてみましょう。
香り作りがもたらす意外なメリット
香りはただ「いい匂い」を楽しむだけでなく、
自分の感情や感性に気づくきっかけをくれます。
ブレンドを重ねるうちに、
自分がどんな香りに心惹かれるのか、
どんなときに落ち着くのかが見えてくるはずです。
これは、香水作りという趣味を超え、
日常を豊かにする小さな自己発見の旅でもありますね。
まとめ|迷ったらこの5本から始めよう
香水作り初心者にとって、最初の精油選びは大きなハードル。
しかし、この5本があれば、
トップ・ミドル・ベースのバランスが整い、
どんな組み合わせでも楽しめますよ!
失敗しにくく、使うたびに新しい発見がある。
それがこのラインナップの魅力です。
さあ、あなたも今日から香り作りの旅を始めてみませんか?