その「疲れ顔」、放置すると「たるみ」に変わる?
「夕方、ふと鏡を見るとドッと老けて見える」
「しっかり寝たはずなのに、肌に元気がない」
こうした40代の切実な悩み。
第0回でお伝えした通り、老化のルートは人それぞれですが、もしあなたが「急激なハリの低下」を感じているなら、肌の奥で『微弱な炎症(ボヤ)』が起きているサインかもしれません。
今回は、肌の土台を焼き切ってしまうこの犯人の正体と、最強の消火器となる植物の力について紐解きます。
【悩み別クイックチェック】あなたの肌、ボヤが起きていませんか?
解説の前に、まずはあなたの肌の状態を確認してみましょう。
- 夕方になると顔が赤黒く、影(たるみ)が目立つ
- 肌が敏感になりやすく、いつものスキンケアがピリつくことがある
- 睡眠不足やストレスが、ダイレクトに「顔のしぼみ」に出る
一つでも当てはまるなら⋯
あなたの肌の奥では、今まさに「ボヤ(慢性炎症)」が進行している可能性があります。
犯人は「インフラメイジング」。土台が焼き切られる恐怖
この細胞のボヤを、専門用語で「インフラメイジング(炎症老化)」と呼びます。
40代以降、私たちは日常のストレスや外気刺激によって、自覚できないほど微弱な炎症を繰り返しています。
この火事を放置すると、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが、炎症によって発生した酵素によって焼き切られてしまいます。 柱を失った建物が崩れるように、肌の土台が壊れることで、深いシワや顔全体のなだれ(たるみ)が引き起こされるのです。
夕方の疲れ顔や、ふとした瞬間に感じる『しぼみ感』は、このボヤによるダメージの蓄積だったんですね。

ギャアァ!貴重なコラーゲンやエラスチン⋯
これ以上持っていかないで⋯(泣)!!
でも、安心してください。
この火事を鎮める『消火器』のような役割を果たしてくれるのが、植物の生命力が凝縮された精油なのです。
炎症による悪影響は他にも⋯
火に「油」を注ぐと
肌の内部で微弱な炎症(ボヤ)が起きているとき、細胞はダメージを受けて不安定になっています。そこに、合わない成分や過剰な油分を塗ると、それが刺激(異物)となり、さらに炎症反応を強めてしまうことがあります。
また、炎症によって発生した「活性酸素」が、美容液に含まれる油分を酸化(サビ)させ、それがまた刺激になるという悪循環も起こり得ます。



乾燥しないようにオイルを塗った後、痒くなることがあるんだけど⋯もしかして、これが私の肌で起こっているの?!
砂漠に水を与えている?!バリア機能の崩壊
炎症が起きている肌は、角質層のバリア機能がスカスカの状態です。
- 保持できない: せっかく高級な保湿成分を入れても、隙間からどんどん水分が蒸発してしまいます。
- 浸透しすぎるリスク: 本来は肌表面でとどまるべき成分が、炎症によって深部まで入り込みすぎてしまい、逆に「かゆみ」や「赤み」などの炎症を加速させる(=効かないどころか逆効果)こともあります。
火事現場はコラーゲンどころじゃない
細胞が炎症ダメージの「修復(火消し)」に追われているとき、新しいコラーゲンを作ったり、ターンオーバーを整えたりする活動を止めてしまいます。
「火事が起きている工場に、新しいミシン(美容液の成分)を運び込んでも、今は縫い物どころじゃない!」という状態。
だから、ますます手応えが感じられなくなるのですね。
なぜフランキンセンスが選ばれるのか。美魔女も愛した精油の科学的根拠
土台が焼き切られる前に、一刻も早く「消火活動」を始める必要があります。
ここで圧倒的な力を発揮するのが、古代から愛される精油、フランキンセンスです。
かつてテレビ番組で、驚くほど若々しい「美魔女」の方が愛用していると紹介され、
瞬く間に店頭から消えたことも⋯
「あの時、慌てて買いに走ったわ!」なんて、懐かしく思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。


アロマの世界では、
香りの成分は鼻から入ってわずか0.2秒で脳へ届くと言われています。
フランキンセンスの神聖な香りを吸い込んだ瞬間、脳は深い安らぎを感じ、老化を加速させるストレスホルモンにブレーキをかけます。
つまり、あの美魔女たちの輝きは、
単なる表面的なケアではなく、
香りの力で脳を癒し、細胞のボヤを鎮めていた結果だったとも言えるのです。
かつて話題になった美魔女たちが、こぞってフランキンセンスを愛用していたのには、しっかりとした理由があります。
特筆すべきは、精油に含まれる「β-カリオフィレン」という成分。
これは、体内の炎症スイッチをオフにする役割を持つと言われており、私たちが恐れる「細胞のボヤ」を鎮める消火器のような働きが期待できます。
さらに、香りを嗅ぐだけで肌のハリを壊すストレスホルモン(コルチゾール)を減らしてくれるという研究結果も。
「ただのいい香り」ではなく、40代の肌の土台を科学的に守ってくれる。
それが、フランキンセンスが「若返りの精油」と語り継がれる理由なのです。
今すぐできる1分間のアロマ習慣。脳と細胞をリセットする方法
「嗅ぐだけで本当に変わるの?」と思うかもしれません。
でも、嗅覚は五感の中で唯一、本能にダイレクトに届くルート。
科学的にも、香りの成分は呼吸を通じて私たちの心身を整えてくれます。
鏡を見て「あ、私疲れてる」と思ったら、それが消火活動開始のサインかも。
ティッシュにフランキンセンスの精油を1滴落として、
香りを感じながらゆっくりと深く呼吸してみてください。
あなたが香りに癒されているその1分間、体の中では精油の成分が必死に消火活動を行い、明日へのハリを守ってくれています。
体の内側からも強力火消し活動?!オススメ「消火食材」


外から精油でボヤを鎮めるのと同時に、食事でも「火種を入れない・消火する」意識を持つと、肌の回復スピードは驚くほど変わります。
40代向けの美容情報の中には「肉を食べてタンパク質を摂りましょう!」というものも多いのですが、実は、お肉に含まれる脂質(アラキドン酸)は、摂りすぎると体内の炎症を煽る(油を注ぐ)役割をしてしまうことも。
ここに、最強の「消火食材」を加えましょう。
「オメガ3脂肪酸」の油(あまに油・エゴマ油): 炎症スイッチをオフにする油の代表格。お豆腐にひと回しして摂るのが賢い消火術です。
ベリー類(アントシアニン): ブルーベリーなどの濃い色素は、細胞の炎症を抑える「食べる消火器」。冷凍ベリーを豆乳ヨーグルトに混ぜるだけで、美味しい「美容消火器」になります。
ブロッコリースプラウト: 解毒と抗炎症のスイッチを入れてくれるスーパーフード。サラダに少し添えるだけで、体内のボヤを未然に防いでくれます。
10年後のハリを、毎日の消火活動で守る
ストレスを受けて頑張るほどに美しさが損なわれるなんて、悲しすぎますが⋯
変化を止めることはできなくても、そのスピードを緩やかにし、優雅に受け入れていくことは可能です。
「年だから仕方ない」と諦める必要はありません。
大切なのは、自分がどういう傾向にあるかを知り、適切な対策をすること。
炎症を起こしやすい体質ということがわかったなら、優先的に炎症を食い止めるケアを早めに取り入れていく、というように。
土台を焼き切らせないためのこつこつケアは、10年後のあなたのフェイスラインを支える「未来への投資」です。
しかし⋯あなたの美しさを奪うのは「ボヤ」だけじゃない?
今回は、老化を加速させる『ボヤ(炎症)』についてお伝えしました。
でも、40代の美しさを阻む敵は、実はまだ潜んでいます。
それは、肌をくすませる『サビ(酸化)』と、
肌を固くしてしまう『コゲ(糖化)』。
さらに肌をしぼめる『ホルモンバランスの乱れ』。
次回は、このサビとコゲの正体を暴き、
かつて伝説の王妃が愛した『あのハーブ』の精油を使って、
肌にお守りの盾を作る方法をお届けします。
10年後も自分を好きでいられるためのヒントがある?!
どうぞお楽しみに!





